

自分のことを話すのがずっと苦手だった理由
私は昔から、自分のことを人に話すのが苦手でした。
悩みや困っていることを相談することはもちろん、自分の過去のことや、自分がどう感じたかということも、あまり人に話してきませんでした。
「私の話なんて、聞きたい人はいないんじゃないか」と思っていたからです。
もちろん、誰かに話したいと思ったことが全くなかったわけではありません。
でも、話したところでちゃんと伝わらない気がする。
それに、自分のかっこ悪い部分を見せるような気がして、どこか恥ずかしさもありました。
カウンセリングで明かした、40年間の小さな秘密
そんな私が、カウンセリングでは普段なら人に言わないようなことまで話すことができました。
カウンセラーさんには守秘義務があります。
それに、自分の考え方のクセを知るためには、きれいに整えた話よりも、「こんなことを考えてしまう」という部分も話したほうがいいのではないかと思ったからです。
その中で、40年間誰にも話したことがなかった出来事も話しました。
中学生の頃と高校生の頃、それぞれ仲良くしていた友達から「もう仲良くしない」というようなことを言われたことがあります。
今振り返ってみると、その出来事自体は、それほど大きなショックではありませんでした。
その友達のことを本当はそこまで好きではなかったのかもしれない、と思います。
その話を誰かにしたことはありませんでした。
そして、カウンセリングでその話をしたあと、私に変化がありました。
カウンセラーという「最初の聞き手」がくれた一歩
久しぶりに家族と話した時、私のほうからカウンセリングの話をしました。
「カウンセリングって、思っていたより面白いんだよ」そんな話をしているうちに、自然と昔の出来事を話す流れになりました。
すると、「そんな話あんまりしないから」と言われました。
その一言で、「私は40年間、本当に自分のことを誰にも話してこなかったんだな」と改めて思いました。
話したあとには、「こんなことまで話してしまった」という少しの恥ずかしさがありました。
でも、それと同時に、「自分のことを少し知ってもらえたような気がする」という嬉しさもありました。
どうして家族に話せたのだろうとあとから考えてみると、カウンセラーさんが最初の聞き手になってくれていたからだとわかりました。
一度、自分の中にしまっていたことを言葉にしてみる。
そして相手の反応を見て、「あれ?私が思っていたほど大げさな話ではなかったのかもしれない」と感じる。
その経験が、次に誰かへ話すための小さな一歩になったのだと思います。
もちろん、今でも「私の話なんて誰も興味がない」と思っているところがあります。
急に何でも話せる人になったわけではありません。
でも、安心して話せる相手が一人いるだけで、その先に話せる相手が増えることもある。
今回、それを実感しました。
「話せない私」をちょっとだけ卒業?
40年間誰にも話さなかった話を、家族に話して、さらに今ブログにも書いています。
……ここまでくると、「私、人に話すのが苦手なんです」とずっと言い続けるのも、そろそろ説得力がなくなってきたかもしれません。


