
岡山県の山城として知られる備中松山城。
現存天守を持つ貴重なお城ですが、「登るのが大変」という話もよく聞きます。
実際に行ってみると、その印象は間違っていませんでした。
今回は、体力に不安がある状態で訪れたリアルな体験を書いてみます。
しんどさ:9/10(ふいご峠〜天守まで・休憩あり)
※ほぼ登山レベルの負荷。歩きやすい靴と水分必須
アクセスと登城の流れ
土日に訪れたため、城下の城町ステーションに車を停め、
そこからふいご峠行きのバスに乗りました(往復500円)。
9:30頃に出発したバスは、満席ではないものの席が少し埋まっている程度。
ふいご峠に到着すると、案内の方から「ここから徒歩20分です」と説明がありました。
20分の“徒歩”は、ほぼ登山でした
この「徒歩20分」、平地の感覚で考えると少し油断します。
実際は、階段をひたすら登り続ける20分でした。
道の途中に「ちょうど半分くらいです」という案内看板がありましたが、
その時点ですでに息が上がっている状態。
何度か立ち止まって、呼吸を整えながら進みました。
足場もほとんど舗装されておらず、感覚としては完全に登山です。
「引き返したい」とまでは思いませんでしたが、体力は確実に削られていきました。
石垣が見えてからが、もうひと頑張り
ようやく石垣が見えてきて「着いたかも」と思ったのですが、ここで油断は禁物でした。
実際には、そこからもう少し登ります。
ただ、このあたりにはモミジの木が多く植えられていて、秋にはきっと美しい紅葉が見られるのだろうなと想像できる景色でした。
そして、最後にふっと視界が開けて天守が現れたとき、ようやくホッと一息つくことができました。
疲れたところに現れる癒やし
天守の手前には台が置かれ、その上の桶の中に丸くなって眠る猫がいました。
お城のマスコット、さんじゅうろうです。
最初は「これ、本物?」と思うくらい見事な寝姿で、近づいてようやく本物だとわかりました。
登ってきた疲れもあってか、その姿に一気に気持ちがゆるみ、癒やされました。

行く前に知っておきたいこと
実際に行って感じた注意点をまとめます。
- ふいご峠から先は自動販売機がない
- 道は舗装されておらず、歩きやすい靴(スニーカーなど)が必須
- 体感としては“登山”に近い負荷
特に暑い時期は、水分をしっかり用意しておく必要があると感じました。
どんな人におすすめか
備中松山城はとても魅力的なお城ですが、気軽に行ける場所ではありません。
- 20分間、階段を登り続けるイメージができる方
- 途中で休みながらでも進める体力がある方
このあたりがひとつの目安になると思います。
逆に、体力に不安がある場合は、無理をしない選択も大切です。
まとめ
登るのは正直かなり大変でしたが、それでも「来てよかった」と思えるお城でした。
何百年も前の姿を今に残す現存天守を前にすると、自然といろいろな思いが巡ります。
無理のない範囲で、自分のペースで登る。それができれば、この景色と空気をしっかり味わえる場所だと思います。

